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認知症は忘れる事だけが問題じゃない

舞台が終るまで忙しくて、あまり母のところの行けずにいたが、そろそろ週一回丸一日、できるなら泊まれるぐらいいられれば、母の日常をもう少し把握出来るし、面倒も見られる。。。
と、思いつつ、、まずは、あの汚い部屋を少し片付けない事には、気持ち悪くていられないよなぁ。

何度も書いたように、片付ける事を本人が望んでいないので、下手に片付けたら機嫌を損ねてもっと居づらくなるだけなので難しいところ。
少しずつ何気なく、母を刺激しないように片付けて行くしかない。



最近の母は、週三回のヘルパーも拒まなくなり、だいぶ柔らかくなってきたと思って安心していたけど、先々週、部屋に新潟産コシヒカリ5kgが置いてあって、「なんでこんなの買ったの?」と聞いたら、お米をもらって来年の11月からの新聞を契約したという。(一年も先だよ

え〜〜っ?

引っ越して来たばかりの頃、新聞を取っていたが、結局読まないし、買い物も行かないので無駄に貯まる一方だったのでやめたはずなのに。。。

しかも、お米、、、、

最近、自分で炊いて食べたいといってジャーを出してからは、時々炊いているようだけど、相変わらずだれにも触らせないように、大事に枕元に置いたままで忘れてしまうので、ジャーの中では、かぴかぴに固まってるか、まるで森林のようにご飯が緑になってしまってる状態。
ジャーに入れっぱなしだと腐るから、冷凍庫か冷蔵庫にいれなよと何度言っても絶対聞かない。
「後で食べるんだから放っておいてよ!!!」と逆切れされてしまう。
そんな状態で新潟コシヒカリとかないでしょーーーーー



そうかと思えば先週、今度は玄関前に大きな箱が置いてある。
「何これ?どうしたの?」と聞くと「あー、、試しに食べてみてくれって置いてった」というが、、、
宅配食材の箱が二段重ねに、、、やばーい、、、なんか嫌な予感。。。

その日は母を連れて病院に行く日だったので、とりあえず帰って来てから確認してみようと思っていたら、出先にケアマネさんから電話で「ヘルパーさんから連絡があったんだけど、なんか今週から宅配食材が届いてるけど、契約したんじゃないかって。。。確認してみてください」って。。
あーーー、やっぱり。。。。。

しっかり契約してる。。

すぐ業者に電話して、事情を話して解約してもらう。



そもそも契約した事も忘れてるか、したことがわかっていないか。。。
宅配がきたところでしまう事もわすれるので、箱の中に保冷剤とともにいれっぱなしでふにゃふにゃの食材。
食材を手にしたところで、もう、レシピをみてお料理もできないというのに。。。


はぁ〜。こわいなぁ。。。。
こんな風にどんどんわからず契約してしまったら、たまったもんじゃないよなぁ。
それに、そういうのにつけこむ悪徳業者や詐欺も横行してるし、、、、。




そんなこんなもあって、なるべく一人でいる時間を減らすためにも、空いてる時間は母のところへ行こうと思うが、、、本当に、、、気が滅入る。


はぁ〜〜〜



今日行ってみると、「なにかあったとき助けられないからドアチェーンはかけないように」と言ってあるのに、しっかりかかっていて、「どうしたの?チェーンかけて。。」と聞くと、
「泥棒が入ったのよ!!」


あーーーー、、またか、、、またきたか、、、、今度は何を無くした?


「何?何を盗られたのよ?」
「いつものバッグ。大事なものが入ってるのよ!!」
「あのね〜、どろぼうは入らないよ。どこかに置き忘れてるんだよ。絶対あるよ、探してみよう」と笑顔で答える。
「いや!泥棒が入ったのよ!バッグが無いから私、一昨日は手ぶらで(デイサービスに)行ったのよ!」と、母は鬼のような形相で怒りまくってる。。


はぁ〜〜、、、、なくなったバッグを見つけ出さないと、今度はヘルパーに盗られたと言い兼ねない。
そうなると、また介護拒否が始まってしまうので、何としてでも探し出さなくてはならない!!

本人も必死で探したらしく、家の中はまさしく泥棒が入ったようにひっくり返った状態、、、
あーあ、、、、泥棒も被害者も全部自分なのになぁ、、、。


大体、ありそうなところにないのはわかってる。
過去の経験から、、、とんでもないとこに、、置いてあるのではなく、隠してあるのだ。
何を考えて、こんなところに?、、、というところを探すべきなのだ!



そうして、、、


みつけたみつけた!!!

台所の棚と窓の隙間に隠してあった。

あ〜〜よかった、、、


「ほーら!あるじゃーん!泥棒なんかじゃないでしょー。」
「あれ?どこにあった?」
「台所に置いてあったよ〜。。きっと帰って来て別の事に気を取られて台所に置いたんじゃないの?」
(隠してあったというと、また他人を疑うので、さも母が、誰もがやりそうな感じで言った方が無難)
「あーそー」

そういいながら悪びれる様子も無く、何か盗られていないか、何度も何度もかばんの中をチェックしている母を見ていると、なんとも切ない情けない思いにかられる。



認知症で物忘れがひどくなったって、別になんてことない。
何度だって同じように答えてあげるし、叱ったりもしない。
病気だもの、しかたないよ。と笑って許せる。

でも、それを他人のせいにしたり、攻撃したりする母の顔は醜く、とても悲しく嫌な気持ちになる。

それも病気のせいだから、しかたないのにね。。。


なるべくそばにいてやりたい、なんとかちからになってやりたいという気持ちとは裏腹に、そばにいることで、自分の神経がやられてしまいそうで、一緒にいることはとても無理だ、、、と思う。。。

そんな葛藤に苦しむ。
それが認知症介護の残酷なところだ、、、。





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プロフィール

りか姫

Author:りか姫
国立音楽大学卒業
作曲家/ボーカル講師/歌手/女優   

≪主な作品≫
らんま1/2・機動警察パトレイバー・あぁ女神さまっ!・JR東海・白樺リゾート池の平ホテル・NTT・グリコ幼児牛乳・前橋ケイリン他(歌・コーラス)
中森明菜・藤あやこ・水森かおり
椎名恵 楽曲提供 他 
舞台、教育番組等の音楽制作

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